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70s~80sの洋楽 おすすめCDレビュー
「名曲、迷曲、あぁ!この曲」70s80sのロック・ポップ系洋楽ヒット曲とアルバムの小コメント。このころの洋楽が青春だった。 今も衰えを知らない洋楽たち。まだ若いと思っているマイウェイ・コジの洋楽雑記帳。
ブラックモアズ・ナイト~「ストリート・オブ・ドリーム」
天才と狂人は紙一重

ディープ・パープル → レインボー → ディープ・パープル → レインボー →ブラックモアズ・ナイト
ハードロックギタリストの中で、テクニック、人気、感性、そしてステージでのパフォーマンスと良い悪いは別として数々のメンバーチェンジ劇を演じ?てきたリッチー・ブラックモア。

ハードにときにやさしく、美しくかなでるギターの音色は独自の世界を確立しているギタリスト。
ディープ・パープル、レインボーとハードロックという音楽を世界的に浸透させたのもこの人がいたからといっても言い過ぎではないと思う。・・・・・ナイト・・・・・ブラックモアズ・ナイト
そう奥さんでもあるキャンデス・ナイトとのグループであるが、基本的には牧歌的要素タップリのサウンドがメインのバンドである。
ハードロック畑でつちかった感性をぬぐいすてて新たな展開を見せたブラックモア。

しかし、このアルバム『ヴィレッジ・ランターン』ではレインボー時代のアルバム1983年リリースの「BEND OUT OF SHAPE』に収録されている「ストリート・オブ・ドリーム』を聴くことができる。もちろんブラックモアズ・ナイト流のアレンジで正等なハードロックとまではいかないが、リッチーのギターが堪能できるナンバーである。


そして、この曲の原曲でのボーカリスト“ジョー・リン・ターナー”が参加しており歌姫キャンデスとのデュエットできかせてくれる。
ここでも強さのジョー、やさしさのキャンデスといった相対するボーカルを起用することで新たな世界を作り出した作品でもある。

牧歌的な音楽をやってると思うと突如としてハードロック。まさに天才と狂人という二面性を兼ね備えたリッチー・ブラックモア。
だからこそ、今でも影の薄れない存在なのだろう。



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ブラックモアズ・ナイト~ヴィレッジ・ランターン②
夢の街角

ロックと癒しの融合という感じでもあるブラックモアズ・ナイトのアルバム
「ヴィレッジ・ランターン」

前回に引き続き、
9.「モンド・タンツ/チャイルド・イン・タイム」 デープ・パープル時代のナンバー「チャイルド・イン・タイム」をカバーしたナンバー。
曲のはじめは“Moon Child”とよんでいるメドレーナンバーで、ファーストアルバム「シャドウ・オブ・ザ・ムーン」の中にある「モンド・タンツ」を新たににアレンジし、その後に「チャイルド・イン・タイム」をフィーチャーしている。ブラックモアズ・ナイトらしいアレンジでいのだが原曲のボーカルだったイアン・ギランとどうしても比較して聴いてしまう為、迫力不足を感じてしまう。
しかし、キャンデスの歌声としてなら女性らしい歌い方でまた違う感じで聴けるところがいい。

10.「ストリーツ・オブ・ロンドン」これまたうって変わって静かなきれいな曲。こうゆう曲は本当にキャンデスの歌は「うまい」と感じさせます。なぜかオリビア・ニュートン・ジョンを連想してしまった。

11曲目「ジャスト・コール・マイ・ネーム(アイル・ビー・ゼア) この曲もなかなかハードなナンバーである。パープル、レインボー時代のステージでこのハードなナンバーの曲を演奏する前にお約束のリッチーの静かなアドリブギターの演奏があるがそれをキャンデスのボーカルでやっている作品。レインボー節的サウンドが心地よい。

12.「オールド・ミル・イン」フォークダンスに最適な曲。こいった曲がブラックモアズ・ナイトの心でしょうか。

13.「ウインドミルズ」リッチーのアコーステックなギターとキャンデスの歌を聴かせてくれるナンバーで二人っきりの世界いや、「世界は二人のために」でしょうか。(ちなみに佐良直美とは関係ない曲です。)

14.と16.「ストリート・オブ・ドリーム」レインボー時代の曲でリッチーも非常に気に入っている曲。
情緒を感じさせながらハードなロックを聴かせてくれるナンバーで
14曲目はキャンデスの歌バージョン。自分の頭の中はレインボー=男性ボーカルのイメージが強い(頭が固い?)為か、キャンデスのみの
ストリート・オブ・ドリームは少し違和感を感じるが曲のメロディがとてもいいので○。
そして、特に初回盤のみのスペシャル・トラックという16曲目のこの曲は、オリジナルボーカルだったジョー・リン・ターナーが参加していてキャンデスとデュエットしており聴き応えのあるナンバーである。やっぱりジョーの声に合っている曲だとおもうがデュエットで聴くこの曲もいいものです。

15.「ワンス・イン・ガーデン」キャンデス・ナイトの美しい声としっとりとした美しいこの曲で
癒したい、癒されたいナンバー。

このアルバムは大きく分けると三つの特徴があると思う。
まずは、グループのコンセプトである中世ヨーロッパ風サウンド。
ブラックモアのハードなギター、曲。
そしてキャンデスナイトの美声。
この三つが離れすぎず、近づきすぎずバランスを保ちながら演奏されていて、今回のアルバムはカバーものだがロック色の強い作品ではなくロック色の曲が多めに入っている作品でロックをガンと聴きたいけど癒しの曲も聴きたいという方には最適ではないでしょうか。


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ブラックモアズ・ナイト~ヴィレッジ・ランターン①
キャンディス・ナイトの美声が美味。

ブラックモアズ・ナイトの新作(2005年リリース)、
「ヴィレッジ・ランターン」

ファーストアルバムからの一貫してきた中世音楽とケルテック音楽とロックの融合を斬新に演奏してきたブラックモアズ・ナイト。今回はリッチーのエレクトリック・ギターが少し多めに挿入されているが、基本的な音楽スタイルは変わっていない。

一曲目「25イヤーズ」 バグパイプの音で始まる曲で、バルカン・フォーク・ミュージック(地中海と黒海のあたりの音楽らしい)という伝統的な音楽が基本らしいが、民族音楽と中世音楽を合体させたような
サウンドで特にリッチーのエレキサウンドは見当たらない曲。

2曲目「オールド・ヴィレッジ・ランターン」は静かできれいな曲である。真実の愛について歌っている曲らしいがひしひしとつたわっくる。曲の後半の盛り上がりが感じさせてくれます。

3曲目「アイ・ゲス・イット・ダズンド・マター・エニーモア」 ここに来て一気にロック調の曲を聞かせてくれる。
レインボー時代の音を連想させるサウンド作りで、待ってましたとばかりのリッチーの特有のリフが聴けるのがうれしいナンバー。

4曲目「ザ・メッセンジャー」 リッチーの生ギターを聴かせてくれるインストルメンタルナンバー。哀愁を漂わせるしっとりとした曲で
「一息ついてください」。

5曲目「ワールド・オブ・ストーン」 巨大な遺跡、史跡を見ながらここからいろいろな物語が始まるんだなーと思わせるような映画のワンシーンを連想させる作品。

6曲目「フェアリー・クイーン」 キャンデス・ナイトの透き通るような歌声を堪能できるきれいな曲で、すっかり癒されてしまう。

7曲目「St.テレサ」ジョーン・オズボーンという女性シンガー(よく知らない)の曲を気に入って演奏したらしいがどうしてどうして静かなインストナンバーかと思いきや、やってくれるではないか。
ギンギンのハードロックが聴ける。
もやもやがいっきに吹き飛ぶナンバーで、リッチーのエレクトリックなギターサウンドを思う存分堪能できる。

8曲目「ヴィレッジ・ダンス」インストルメンタルナンバーで二回目の一服。

アルバムの前半を振り返って、初期の頃の中世音楽、ケルテック音楽要素がややうすらいできたという感じで人それぞれだと思いますが聴きやすくなってきたのかな。それともブラックモアズ・ナイトのサウンドにはまりきってしまったのかわからないが独自の世界は健在である。

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ブラックモアズ・ナイト ~ヴィレッジ・ランターン
『リッチー・ブラックモアが再びストラトキャスターを手に降臨!』
これまでの彼らの特色である美しいアコースティック・サウンドに加えて、今回は多くのエレクトリック・ギターを前面にフィーチャー。

ブラックモアズ・ナイト ~「ヴィレッジ・ランターン

今作ではリッチーが自らの過去を見つめなおし、今後の音楽的展望を見据えて制作され、往年のHRを聴き続けているHRファンへ。そして往年のHRに興味を示しだした若いリスナーへ向けて「元祖ハードロックギタリスト」の偉大さと同時に現在の自身の音楽性を追及している。
自身のバンド:『レインボー』の「STREET OF DREAMS」、そして『ディープ・パープル』の名作「CHILD INTIME」を新ヴァージョンで収録しているなど、充実した内容の作品となっており、今作でも健在の美しいアコースティック・サウンドに加え、エレクトリック・ギターを前面にフィチャーし、得意の泣きのメロディとあいまって実に覚えやすい最高のアルバムになっています。

今回のアルバムの作成にあたり、リッチーが「エレクトリック・ギターをまた弾きたくなった。」というコメントもあり、その時の自分の気持ちを素直に表現した、リッチーブラックモア。
独自の世界、新作「ヴィレッジ・ランターン」で新たな道筋をつくっているアルバムだと思います。

ヴィレッジ・ランターン1.25 years
2.Olde Village Lanterne
3.I Guess It Doesn't Matter Anymore
4.The Messenger
5.World Of Stone
6.Faerie Queen
7.St. Teresa
8.Village Dance
9.Mond Tanz / Child In Time
10.Streets Of London
11.Just Call My Name (I'll Be There)
12.Olde Mill Inn
13.Windmills
14.Street Of Dreams
15.Ones In A Garden *Japan Only Bonus Track
16.Street Of Dreams featuring Candice Night,Ritchie Blackmore and Joe Lynn Turner **Special Track




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リッチー・ブラックモア・フェイヴァリット・クラシックス
ディープパープル、レインボーとブラックモアズナイトのために
ギタリストリッチー・ブラックモアによって選ばれる
22のクラシック音楽のコレクション。
リッチー・ブラックモア・フェイヴァリット・クラシックス
1.白鳥(サン=サーンス)
2.アルバンブラの想い出(タレガ)
3.組曲「王宮の花火の音楽」~序曲(ヘンデル)
4.フランス・ルネサンス舞曲集(ジェルヴェーズ)
5.「ダンスリー」~6つのダンス(スザート)
6.「ペールギュント」~朝(グリーグ)
7.主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
8.アヴェ・マリア(シューベルト)
9.さやかに星はきらめき(アダン)
10.カノン(パッヘルベル)
11.野ばら(シューベルト)
12.主を頌め讃えよ,しもべらよ(メンデルスゾーン)


レビュー

内容(「CDジャーナル」データベースより)
『ブラックモアズ・ナイト』での活躍もうれしいギタリスト、リッチー・ブラックモア。本作は彼のルーツとも言えるクラシック・ピースを、自身のライナーノーツと併せて収録した必聴の一枚だ。

・レビュアー
なんとこれ1枚で、チェロ・ギター・金管アンサンブル・オーケストラ・オルガン・トランペットソロ・室内楽・合唱の演奏が聴くことができる超お買い得品!
ある曲が目当てで購入したのですが、あまりの内容の良さに驚きました。
様々な形式・音色のクラシック音楽を聴くことができ、なおかつ演奏は各方面でもトップクラスの方が演奏されているので演奏に対する満足度も申し分ありません。
さらに収録曲も「白鳥」「王宮の花火の音楽」「ペール・ギュント~朝」「主よ人の望みの喜びよ」「アヴェ・マリア」「カノン」「野ばら」といった世界の超名曲から、金管アンサンブル曲で有名な「フランス・ルネサンス舞曲集」や「ダンスリー」などがあり、一度は聴いた事がある馴染み深い曲も収録されていますのでクラシック初心者でも親しみやすい1枚でしょう。



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ブラックモアズ・ナイト~オール・フォー・ワン
オール・フォー・ワン~ベスト・オブ・ブラックモアズ・ナイト~
ブラックモアズ・ナイトのベスト盤である
オール・フォー・ワン
1~4枚目のアルバムからのベスト盤。ギタリスト リッチー・ブラックモアとボーカル キャンデスナイトがメインのユニットでルネッサンス風ケルト(ヨーロッパ先住民族)音楽、クラシックの曲をとりこんだサウンド、そしてハードロックサウンドと多様な音楽エッセンスをとりいれた独特のサウンドを展開している。『ブラックモアズ・ナイト

このアルバムはどちらかというとロック色の比較的強いナンバーを取り上げたベスト盤です。
1. オール・フォー・ワン やってくれます。「ゴースト・オブ・ア・ローズ」からのナンバーでいきなりリッチーの心地よいギターフレーズからはじまるこの曲は鳥肌ものです。
4. クライティング・オン・ザ・ウォールは、クラシックを(白鳥の湖)ロック調に小気味よくアレンジしたナンバー。
5. アンダー・ア・ヴァイオレット・ムーンはセカンドアルバム「アンダー・ア・ヴァイオレット・ムーン」のタイトル曲で、ケルトサウンドの強い曲。
6. シャドウ・オブ・ザ・ムーン ファーストアルバム「シャドウ・オブ・ザ・ムーン」からのタイトル曲でルネッサンス風ナンバーで、『ブラックモアズ・ナイト』の原点的な作品。
10. ノー・セカンド・チャンスはバラード風味の美しい曲で心が休まるナンバー。
13. 16世紀のグリーンスリーヴス(ライヴ) レインボー時代のファーストアルバムからのカバー曲でハードなナンバーだがこの曲はやはりロニー・ジェームス・ディオ(レインボー初代ボーカリスト)のほうがいいが、キャンデスナイトのきれいな声でもいけます。
14. オール・ビコーズ・オブ・ユー(ニュー・リミックス) 「ファイアーズ・アット・ミッドナイト」からのナンバーで心地よいテンポのポップ調なサウンドで聴いているのが楽しくなるような作品。
15. ワンス・イン・ア・ミリオン・イヤーズ  ちょっと悲しげな作品だがキャンデスのきれいな歌声で癒される曲。

ロック色が強いナンバーをとりあげたベスト盤だがディープ・パープルレインボー時代のハードなサウンドを期待している方にはちょっと肩透かしをくらいますが癒し系ルネッサンス風ロック(分かったようなわからないような表現ですいません)のサウンドとしては聴きやすく、おすすめのいいアルバムです。


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ブラックモアズ・ナイト~ファイアーズ・アット・ミッドナイト

ブラックモアズ・ナイトの3枚目のアルバム「ファイアーズ・アット・ミッドナイト

ファースト、セカンドアルバムとともに基本的音楽コンセプトは変えずにルネッサンス風サウンドで ややエレクトリックギターを多めに使ってロック色を強めてはいるが、独自のサウンドワールドはしっかりと聴かせてくれる、だれが聴いても違和感のないしっかりとしたアルバムです。

1曲目の「リトゥン・イン・ザ・スターズ」はロック色の強いサウンドでブラックモアのギターも冴えてる作品。
5曲目の「クラウニング・オブ・ザ・キング」はまさしく中世ルネッサンス音楽そのもので、ヨーロッパの古い城の舞踏会でも入り込んだような曲。
6と13曲目はインストルメンタルでブラックモアのギターサウンドを楽しめます。
7曲目はアルバムタイトルでもある「ファイアーズ・アット・ミッドナイト」やはりこのアルバムを象徴するようなヨーロピアンサウンドを意識した作りだが後半での、リッチーのエレクトリックギターソロがなんとも心地よい作品。
8.「ハンギング・トゥリー」、17.「アゲイン・サムディ」はなどは、しっとりとした曲でキャンデス・ナイトの澄みきった歌声も聴け、とても心なごむ曲ありとメロディアスなアルバムになってます。


ロックリサーチ

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