1982年リリース。ゴーゴーズ(GO-GO’S )2枚目のアルバム
「ヴァケーション」
60年代を想起させるようなポップな感覚とシンプル、心地よいビート・サウンドが特徴的な女性ロックグループである。
まぁ、一応ロックグループなんだろうけど、ポップビートグループといったほうがいいのかな。
前作、ファーストアルバムの「ビューティ&ザ・ビート」からのシングル曲「ウィ・ガット・ザ・ビート」がヒットしてアルバムも女性だけのロックグループとしては史上初の全米NO。1にもなっているグループである。
2枚目のアルバム「ヴァケーション」からアルバムタイトルでもあるシングル「ヴァケーション」はノリのいい!元気いっぱいハツラツのサウンドで大ヒット、(むしろこちらのシングル曲がゴーゴーズらしい)両方のシングル曲がヒットして日本でもかなり知られるようになったグループで、ピチピチとした健康的なビート・ミュージックを聴かせてくれる。
とはいうものの根本的にはパンクロックの流れで演奏しており、本格的ロックンロールも聴かせてくれるが、なにせ「ヴァケーション」ノリノリビートな曲を聴くとどうしてもパンクのイメージとはかけ離れてしまう。ロックグループとしてのイメージをもっとアピールすればよかったのではないか。
ともあれ、元気一杯のサウンドは、今の季節、梅雨の憂鬱な気分を忘れさせてくれるのではないでしょうか。