全米№1ヒットとなり、リンダの人気は不動のものになった「悪いあなた」
可愛い顔とスタイル。その容姿からは想像できないヘビーロックなサウンドとボーカルが冴え渡る曲。
ウエストコーストサウンドから一皮むけた更なる飛躍と遂げたリンダの意欲作であり、後のアルバムを手がけているピーター・アッシャーが、初めてプロデュースした作品でもある。
この年、リンダとジャクソン・ブラウンが初めてジョイントコンサートもスタートさせており、充実した頃でもあるんですね。
テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
1969年、ソロデビュー。カントリー色の濃いサウンドうを聴かせてくれたが、徐徐のポップな感覚を身に付け、ジャクソン・ブラウン、イーグルス等のウエストコーストサウンドにのせ独自のボーカルスタイルを築いたリンダ・ロンショタット。
1973年リリース、『ドント・クライ・ナウ』ではリンダのサウンドスタイルが確立され始めたと言ってもいい作品である。
なんといってもイーグルスのナンバーである「ならず者(Desperado )」、「ラブ・ハズ・ノー・プライド」はズシっと聴かせてくれる。
イーグルスの代表作の一つでもあるグレン・フライとドン・ヘンリーの「ならず者」はリンダの歌唱力を証明してくれたようなとても心に響く歌声を聴かせてくれる。
心に響くといえば「ラブ・ハズ・ノー・プライド」も覚えやすく哀愁たっぷりのメロディラインはとても心地よく聴ける。
シンプルな曲ではあるが、じっくりと聴かせるというか何かその訴え欠けるようなボーカルが印象に残るナンバーである。
また、「銀の糸と金の針」は一作目のアルバム「ハンド・ソーン・・・ホーム・グローン」の中に収められている曲であるが、新しいテイクで聴かせてくれる。
カリフォルニア州出身の4姉妹グループ、ポインター・シスターズ。
パワフルなヴォーカルそして、さわやかなハーモニー、グッドスタイリングと目と耳を楽しませてくれたボーカルグループ。
1981年リリースのヒット曲「スローハンド」
ほのぼのとしたやさしいナンバーである。キレイなキーボードの音と軽快なドラムのリズムで始まり、哀愁の漂うボーカル、そしてコーラス。時に力強く、そしてやさしく歌い上げる。
メロディがなんと言ってもいい。淡々としたメロディラインではあるが心が癒される不思議な力を持った曲である。
これからの季節。夏の楽しかったことを思い出しながら一杯やりながら聴くにはとってもいい曲である。
「ユー・ベター・ラン」などのエネルギッシュなロックを聴かせ、女性ロック歌手ブームのさきがけ的な存在。
パット・ベネター
1984年、リリースの『トロピコ』では女性らしさ(基準があいまいだけど・・・)をグッと前面に出し、ロックンロール・スタイルから感情豊かでどこかインパクトのあるサウンドを聴かせてくれる。
このアルバムの代表的ナンバーが「ヴィー・ロング」
ポップでシャイで大人の女性をイメージした曲で、落ち着いた感情のこもった歌声とサウンドを聴かせてくれる。
もちろんロックンロールではないが、歌の上手さとボリュールはさすがパット・ベネターという感じである。
よりスケールアップを図るためにロックンロールばかりではなく、メッセージ的な感情のこもった曲を歌い上げるのもステップアップには重要な要素なんですね。
1981のヒット曲、シーナ・イーストンの「モーニング・トレイン」
ハードロック、プログレロックばかりで女性シンガーというのはあまり聴かなかったのですが、何か心にひっかかる曲。というのも、年を重ねるごと?に少し丸くなってきた頃よく耳にした曲だったと思う。
いまでも80年代のスタンダードナンバーみたいな感じでラジオ、はたまたテレビのバックミュージックでよく聴くことが出来る。
ポップでセンスのよい心地よいナンバーでシーナ・イーストンのボーカルも軽やかで元気いっぱいの清純派という感じで晴れた休日にピッタリという曲ではないだろうか。
この曲の後、じょじょに大人の女性らしくなっていくシーナ・イーストンでした。
1981年のヒット曲、クォーターフラッシュの「ミスティ・ハート」
ノリの良さと、サックスで始まる意表をついた曲の構成、そしてキレイな音色のキーボード、そしてしゃきっとしたリンディ・ロスのボーカルとポップでありながらロック色も忘れないといったナンバーである。
原題は「Harden My Heart」であるが、日本語では「ミスティ・ハート」と訳す・・・ウソウソウソ、邦題です。(誰がみてもわかるか・笑)
英語がよくわからない自分でも「~♪ハーデン・マイハート・・・」と歌えるくらいなのにミスティ・ハートとは、これいかに!
後のワムのヒット曲「ケアレス・ウイスパー
なんといって心地よく聞こえるのはリンディ・ロスのボーカル。ところどころで聞けるウラ声っぽい高音がなんともいい感じ。
そしてしっかりとした自分の声をおもう存分、発揮しているといった雰囲気のあるヒット曲です。
テーマ:不滅の洋楽ベストヒット - ジャンル:音楽
プログレッシブロックのニオイのする曲かと思ったら、いっきに盛り上がるハードポップナンバー。
1981年リリースのネーナのシングル「ロックバルーンは99」
グループとしてのネーナの大ヒット曲で、まあ、ソロだかグループなのかよく分からないというとちょっと失礼であるが、ネーナってほとんどソロみたいなもんでしょうか。
甘いマスクではないにしろ、かなり美人顔のネーナ。(お前の好みだろ~!って言われそう)
歌い方もちょっとハスキーというか、舌ッ足らず的な歌い方がとても印象に残る。
出だしの静かなボーカルとキーボードの音から始まるこの曲は一瞬、プログレかと思わせるが、なかなかノリのよいポップ音楽を聞かせてくれるんです。
覚えやすいメロディラインがヒットした要因であると思うが、ギターの音は控えめで、むしろベースの音が非常に心地よく響くこのベースラインが以外と受け入れられた感じもする。
もちろんなんたって、キーーボードの響きと相まって、さらにネーナのボーカルが味わいを深めているといったとてもはまるナンバーである。