1971年リリース、ジョン・レノンのアルバム『イマジン』
ザ・ビートルズでポールと共に曲を提供してきた、ジョン。
あまり、ジョンについての知識はあまりないが偉大な人物には間違いない。
このアルバムで特に心地よく聴けるのはやはりピアノがメイン楽器となっている曲が最高である。
もちろん「イッツ・ソー・ハード 」のようなロックティストあふれるサウンド、「オー・マイ・ラヴ 」のようにどこかプログレッシブサウンドに聴こえるナンバーと多彩なサウンドが聴ける。
1曲目の「イマジン」今でもどこかのテレビ、ラジオなどで耳にする名曲であり、何かを達成したとき、感動の名場面を想像させられ、また、優しさに満ちた心地よいメロディライン。
なんといってもピアノの音がこの曲を引き出させている。
3曲目の「ジェラス・ガイ 」ピアノのきれいな音と旋律にグッと心臓を締め付けられる。苦しい締め付けではなく洗われるような響きなのだ。
そこにさりげなくストリングスが挿入され、まるで映画のラストで感動したようなメロディラインを聴かせてくれる。
そして、アルバム最後の曲「オー・ヨーコ 」
はつらつとして、楽しく、きれいなメロディを奏でるピアノのサウンドが心に残る作品。
夜中でも、お風呂に入っていても、髭剃りをしていても、夢をみているときも、ヨーコ、ヨーコなんです。
なにはなくともヨーコなんですね。一口に愛妻家といってしまうとそれまでだが、お互いに尊敬し合い、才能を認めあっているからこそできた曲ではないかと思う。なんたってヨーコのことを考えならこんな幸せになれるよな優しい曲が作れるのだから。
ジョン・レノンと言うとあまりにもマスコミや過剰なファンにより、どこか神がかり的なイメージもなきにしもあるがそんなことはない。やっぱり人間なのである。それも普通に暮らし、妻と子供を愛し、幸せにくらして生きたいだけなんじゃないかなと思ったりする。
「オー・ヨーコ 」
こんな楽しくて心安らぐ曲を聴かせてくれるんだから。
元ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンのナンバーワンヒット作品。
1971年のシングル「マイ・スイート・ロード」
ビートルズが解散して、ジョージ・ハリスンの名を一躍有名にした(自分の中です・・・シュン)曲。なんたってそんなにビートルズ知らなかったんです。
出だしのギターの音、響き、リズム、いきなりガーンと心に響いたナンバーである。
そして、りきまずに淡々とシンプルに歌うジョージの声。
ギターの音がこんなにきれいに心地よく聴こえたことなかったから当時は気持ちのいいショックだった。
本格的なソロアルバムとしてリンゴ・スター、エリック・クラプトン、ディブ・メイソンなどのゲストミュージシャンが参加した『オール・シングス・マスト・パス』からのシングル曲で盗作事件にも発展し、1981年にニューヨーク州最高裁判所で有罪(587000ドル)判決を下してる。
曲をいっぱい書いてるとやっぱり似たような曲できること日常茶飯事ではないかと思うのだが・・・。
さておき、1971年、ジョージが提唱したバングラデシュ難民救済コンサートでは、モット・ザ・フープル、ザ・フーなどの懐かしい名前もあり、後にアルバム・セールスと映画興行の寄付(1000万ドル)によりユニセフから表彰されている偉い人でもあるんですね。
「マイ・スイート・ロード」つい口ずさみたくなる軽快なこの曲にジョージの温かな気持ちを感じることができ、また気さくな人柄さえ想像できる作品ではないでしょうか。
ビートルズの数あるバラードナンバーの中で、演奏時間が7分ちょいある1968年の曲「ヘイ・ジュード」。
無知な自分はこの曲を聴いたとき、いや、ずーと思ってた。
柔道の歌なんだな。きっとビートルズが日本のお家芸である柔道のことを曲にしたいい曲だ。な~なんて・・・。
曲のでだしが「Hey Jude、・・・」柔道の基本である「礼儀に始まり礼儀に終わる」だから英語で「ヘイ・ジュード」なんだ。 それにしちゃー後半の♪ラーララッラララッラ・・・ ずいぶん楽しそうだな~。ばかだね~。今、考えると・・・トホホです。
本当の意味はジュードっていう青年(少年?)を励ましている曲なんですね。好きな女の子がいるのに内気でなかなか言い出せなくて悩んでいるジュード青年に年上の友人か親しい誰かが優しく励ますといった内容でした。
彼女のことを最初からあきらめてしまわずに、もッと気楽になろう。
本当に好きだってことを素直に認めればいい方向に向かうんだよ。誰かが助けてくれるのを待ってるようだけど、誰も助けてやれるものではない。自分でどんどんやれっていう内容です。
これは普段の人生でもいろいろと迷ったり、思い切りが出来ない人(自分も)への応援歌でもあるのかな。