1980年リリース、ラヴァーボーイのファーストアルバム
『Loverboy』
あまり話題にはならなかったアルバムではあるが、2曲目の「Turn Me Loose」は後にヒットした「それ行け!ウィークエンド」に匹敵するほどのラヴァーボーイらしいハードなナンバーで気持ちよく聴ける曲である。
1978年、カナダのバンクーバー出身のグループでアメリカ、イギリス出身といったグループの活躍のなかで異彩?を放ったグループではないでしょうか。(アイドル的ハードロックバンドのイメージだったな~)
ハードなロックサウンドのなかにも、ポップさを取り入れ、わりとキーボードを多様した音楽センスはボンジョヴィのサウンドにも通じるところがあり、とても聴きやすいハードロックバンドである。
もっともこのアルバムは曲がまとまりすぎているって感じもあり、特に大きな冒険をしている雰囲気はないが、ハード&ポップさはこのグループならではのものであるし、ハードなコンサートツアーで人気を集めたグループらしい、熱気にあふれたサウンドは聴き応えは十分なアルバムでもある。