1977年リリース、イアン・ギラン・バンドの3枚目のアルバム
『魔性の勇者』(Scarabus)
ディープ・パープル時代のギンギンのシャウトした声とハードなサウンドを想像するとすかし・・・いや肩透かしをくらうアルバムであるがリラックスしてシャウトして歌っているギランもある意味では魅力かもしれない。
アルバムタイトルでもある「Scarabus」が代表しているようにヘビーで重厚なサウンドを展開しているがノリという部分では今ひとつ乗り切れないかも知れないが、2. 「Twin Exhausted 」ではギランらしいハードな声とサウンドを楽しむことができる。
パープル脱退後、『チャイルド・イン・タイム』、『鋼鉄のロック魂』とリリース。ディープ・パープルとは一線をおいたサウンドでハードさを強調するのではなくソウルフルな面、ジャズっぽいサウンド、フィージョン的サウンドを少しずつミックスしなお且つハードさも忘れないというスタイルで独自のサウンドを追求してきたバンドでもあると思う。
1977年、9月22日の武道館(木)6:30PM、S 3000円 一階南東F列13番
このアルバムが発売されたころ来日公演をしており、やっぱり盛り上がったのは、「チャイルド・イン・タイム」だった。
やっぱりイメージはパープルのギラン。