ウインドサーファーにはつらい季節がやってきました。と同時に風もガンと吹く季節。どこかしらから「ウインドサーフィンはウィンタースポーツですよ」という声も聞かれる。確かに暑い夏よりも冬(秋もふくめて)の方がはるかに風の強い日が多いことは確かである。
寒さがくれば、また暖かい季節もやってくるのだからそれまでバカになって・・・いやテンション上げて遊びまくるぞなんてね。季節が巡ってくるといえば、1978年リリース、ジャーニーの4枚目のアルバム『無限との遭遇』(インフィニティ)の中の「ホィール・イン・ザ・スカイ」
とてもリズム感のある曲でスティーブ・ペリーのボーカルがとても映える。もちろん、ニール・ショーンのギターも心地よく、なにより ♪~ホイール・イン・ザ・スカイ・キープ・オン・ターニン♪ とボーカルがハモルところが聴きどころでしょうか。
訳詞を見ると″空の車輪は回りつづける″となっているがなんとまぁ直訳ですね。やっつけ仕事みたいな訳詞ですがまぁそれしか訳しようがないけど、えらそうに私が解説すると空がまわっているという意味合いでしょうか。もちろん。空ではなく地球がまわっているんだけど、太陽が沈みまた陽がのぼり朝になり、季節は巡るということでしょう。(キマッタ!)
冷たい冬の次はポカポカの春が待っている。・・・まだ冬始まったばかりですね。(笑)
1980年リリース、ジャーニーの6枚目のオリジナルアルバム
「ディパーチャー」
ボーカルのスティーブ・ペリーを起用してのアルバム「インフィニティー」、「エヴォリューション」そしてこのアルバムといわば3部作といわれている締めくくりの一枚ということになる。
シングル、「お気に召すまま」がヒットしている。
アップテンポな曲でジャーニーらしいハードなロックサウンドの中にもしっかりとポップ性を出した心地よいサウンドである。
3. 「いつの日か… 」もポップなナンバーでこのころ人気の出てきたスタジオミュージシャンの集まり「TOTO」を連想させるようなサウンドだが、スティーブ・ペリーのボーカルでやっぱりジャーニーだと思わせるナンバー。
6. 「消えたあの娘 」はロックン・ロールサウンドを全面に押し出しているナンバーでロックバンドであることをアピールするようなナンバーである。
なんといってもスティーブ・ペリーのボーカルが冴えるバラードナンバー、10.「グッドモーニング・ガール」は気持ちよく歌っている感じが伝わってくる曲でさすがにいい。やっぱりこの人「歌がうまい!」のひとことである。
ジャーニーの初期の3枚のアルバムをファーストステージとすれば、このアルバムはセカンドステージの締めくくりという一枚になるのでしょう。

ファッション・デザイナーの高田賢三氏が監督した
<夢、夢のあと>という映画のサウンド・トラックで
1980年にリリース、ジャーニーの
「夢、夢のあと(Dream After Dream)」
ジャーニーのメンバーがこの音楽を録音するために80sのヨーロッパツアーの20公演以上キャンセルして2週間をかけて完成させ、日本のみリリースの貴重盤。
ニール・ショーン/リードギター、ヴォーカル(元サンタナ)、グレッグ・ローリー/キーボード、リードヴォーカル(元サンタナ)そしてスティーブ・ペリーを中心に作られたということだが、ほとんどがインストルメンタルでスティーブ・ペリーのボーカルが聴けるのはラストの曲「リトルガール」(確かシングルカットされてます)とちょっぴりしか入ってない2曲のみである。
ジャーニー信者、コレクターには、はずせないアルバムかと思いますが1曲目の「デスティニー 」は、 やはり映画音楽って言う曲で、ジェネシスのサウンドを思わせるようなサウンドだし、 2曲目の「雪のテーマ」はバイオリンが奏でる曲で物悲しい曲。「哀愁のロマンス」は元サンタナのニール・ショーンのギターらしくサンタナのサウンド?になっている。
この「夢、夢のあと」は映画音楽としてならいいのですが、「インフィニティー」「エヴォリューション」「ディパーチャー」のイメージのあるジャーニーファンにはおすすめではないと思います。
やっぱりジャーニーなんだと思わせるのが最後の曲で「リトルガール」でここぞと言わんばかりのボーカルを披露している。
ジャーニーの初期のころはボーカル・バンドというよりも強力なテクニックを感じさせるインストルメンタル指向の雰囲気をもったグループだったので一度、原点に戻って・・・という考えもあったのかも知れません。

ジャーニー
「ストレンジ・メディスン
8年のブランクがあったといえ、自慢のハイトーン・ヴォイスはさすがである。アルバム最初の曲、「遥かなる時」から安定したボーカルを聞かせてくれ、音楽センスはピカ一で、健在であるところをみせつけたアルバムである。
ジャーニーをさらにモダンに、そしてメロディアスなサウンドで全編を通して伸びのあるすばらしいボーカルを披露している。
「永遠の想い」「スタンド・アップ」「ドナ、プリーズ」などはジャーニーばりのアメリカン・ロックを聴かせてくれ、なぜか懐かしい。変わらぬことの素晴らしさを実感させてくれます。
「アイ・アム」「忘れえぬ君へ」などのバラード曲も聴かせてくれます。歌がうまいのでこういったバラード曲はスティーヴに合いますね。
全体にやはり、ハイトーンなボーカルと伸びのあるうた声を前面にアメリカンロック・ポップなメロディー重視のアルバムとなっているのではないでしょうか。

1979年リリース、ジャーニーのアルバム
「エヴォリューション」(銀嶺の翼)
前作の「インフィニティ」に引き続き、同じようなサウンドを展開している作品だが、スティーブ・ペリーのボーカルが前面にでてきだし、また、ニール・ショーンのギターもさえわたっています。ただ、キーボードの音が引っ込んでしまった感じがあり、プログレッシブさがやや失われてしまったところがやや残念です。だからといってメロディアスな部分はもちろん生きており、ボーカルハーモニーなんかもとてもいいとおもいます。
もっとも、アメリカン・ハード・ロックグループであることをしらしめているともいえるが、ギター一本で威圧的に押しまくるのではなくてどこかにプログレな要素、ポップ感覚をとりいれたジャーニーらしいサウンドで前作とともにおすすめのアルバムです。
ちなみに、「Infinity

1978年リリースの『ジャーニー
「無限との遭遇」(インフィニティ)
このアルバム「無限との遭遇」からボーカルにスティーヴ・ペリーが参加してしている記念すべき『ジャーニー』の作品です。
ハードロック路線を軸にしながらも、プログレ的要素とポップ感覚の要素をとりいれたサウンドは、聴き応え十分です。
一曲目の「ライツ」はロック、ポップ調のやや静かなボーカルナンバーだが、これからのジャーニーのボーカルに対する方向性をしめしているようなナンバー。
「フィーリング・ザット・ウェイ」はハードなロックにプログレのスパイスをふりかけたようなナンバーで、「エニィタイム」とともに、グレッグ・ローリー(元サンタナ)がボーカルを担当した曲である。
「ペイシェントリー」は美しいバラードナンバーでボーカルに加え、ギター、ピアノの音もきれいな なんとも気持ちの良いナンバーでしょうか。
「ホイール・イン・ザ・スカイ」はこのアルバムを代表するかのような曲でスティーヴ・ペリー高音で透明感のあるボーカルにスペーシーなサウンドがマッチしている。おすすめの一曲。
「サムシン・トゥ・ハイド」は伸びのあるボーカルが特徴的なナンバー。
「ウィンズ・オブ・マーチ」は情緒あふれる曲でキーボード、ピアノが美しく奏でる悲しげなナンバー。
「オープンド・ザ・ドアー」アルバムの最後を飾る曲はプログレッシブ色のやや強いナンバーでロック、ポップの要素も十分に取り入れたすばらしいサウンドで、キーボードの音が心地よい!
ややもするとプログレッシブポップロック調の「ボストン
1983年リリースのジャーニー
「Frontiers
前作の「Escape/エスケイプ
81年に鳴り物入りでデビューした「エイジア」のサウンドにやや似ている感があるが、スティーヴの力強いヴォーカルとニールショーンの心地よいギターフレーズ、ジョナサン・ケインのメロディアスなキーボードでジャーニーならではのドラマチックなサウンドを展開しています。
シングルでは「セパレイト・ウェイズ」「FAITHFULLY / 時への誓い」がヒットしており個人的には「AFTER THE FALL / 愛の終わりに」がおすすめです。
アメリカン・ロックながら、聴きやすく受け入れられやすい音楽性とともに感動するメロディ、コーラス・ワークとバランスのとれたいいアルバムです。