1977年リリース、ジャニス・イアンの『ミラクル・ロウ~奇跡の街』
わりとおとなしい曲のイメージがあるが、しゃれた音楽を聴かせてくれるジャニス。
アルバムタイトルでもある「奇跡の街」ではセンスのある歌声とサウンドを聞かせてくれ。
最初はモダンな感じのポップ感覚あふれる軽いタッチなリズムテンポで終わるのかと思いきや、後半はがらりと落ち着いたテンポでじっくりと聴かせるといった感じにナンバーである。
さらに間奏ではジャズっぽい雰囲気のあるプログレサウンドにも聴こえる演奏も聴ける。
一見、ハチャメチャな感じに思えるが一環したストーリー展開を想像できる曲でもあると思う。
そして、某テレビドラマの主題歌にもなった「スロー・ダンス・ロマンス」
ピアノとジャニスの歌声で庶民的なありふれた光景が浮かびあがってくるような不思議なナンバーである。
素朴だシンプルなサウンドだからこそ彼女の実力がわかる曲でもあると思う。
もって生まれた音楽センスをうかがわせてくれる。