1974年、『嵐の使者』をリリースしたディープ・パープル
このアルバムを最後に脱退した看板ギタリスト リッチー・ブラックモア。
そして、リッチーの後任に元ジェームス・ギャングのトミー・ボーリンが新生パープルのギタリストとして向かいられている。
1975年、両者とも競い合うようにアルバムをリリースしている。
先にリッチー率いる新しいグループ。リッチー・ブラックモアズ・レインボー通称レインボーはヴォーカリストのロニー・ジェームス・dィオのバンド、エルフをバックに作成されたソロアルバムに近い作品『銀嶺の覇者』を8月にリリース。"inspration-J・S・BACH"というクレジットにあるようにバッハを敬愛しハードロックに中世のクラシック要素を取り入れようと試みており、これからのレインボーの方向性を位置づけた最初のアルバムであり、ディープ・パープルサウンドをさらに進化させたアルバムである。
かたや、新生ディープ・パープルもトミー・ボーリンの色を濃くしたアルバム。
12月リリースの『カム・テイスト・ザ・バンド』
ファンク的な要素を取り入れながらもハード・ロック路線を追及したアルバムである。もっとも、ボーカルのデーヴィット・カヴァーデルのセンスと通じるものもあり、これまた新しい方向性を見出そうとした作品である。
正直、リッチーのいない、ディープ・パープルに興味がなくなってしまったというのが本音である。というよりも、ファンクがかった音楽は自分の嗜好にあわなかっただけのことではあるが・・・。
対決と書いただけに、勝敗はというとレインボーに軍配が上がってしまう。この後のパープルもがんばているもののレインボーの快進撃には及ばなかったという印象はぬぐえない。試行錯誤対決だけに聴くほうも嗜好錯誤させられた感じである。
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
1975年リリースのリッチー・ブラックモアズ・レインボーのファーストアルバム『銀嶺の覇者』の最後にも収められているナンバー「スティル・アイム・ザッド 」痛快でロックしてると実感のできる作品で、かなりリーチーがお気に入りのナンバーでしょか。
1976年の来日公演の中より12月16日、日本武道館でのステージの模様を中心に、一部ヨーロッパ公演のテイク加えた1977年リリースの『レインボー・オン・ステージ』での「スティル・アイム・ザッド 」
ステージならではのパフォーマンスとサウンドに興奮したものでした。
そしてDVD『レインボー・ライブ・イン・ミュンヘン 1977』
時代とともにこんなカタチで簡単に見れるなんて想像もできなかった・・・・。
武道館のライブでは、チケットを求めて会社休んで朝早くから雨の中、チケット売り場の前に並んだものだ。今では考えられないですね。
チケット買うときは座席も自分で決められた。もっともその売り場の持ち席の中からではあるが、アリーナ席の中間でかなり右よりの席ではあったが、取れたことで大満足したものだ。
やっぱり今でも鮮明に覚えているのは2つ。
リッチーの狂気に満ちたステージパフォーマンス。DVDでもわかるが、完璧にステージそのものに身も心も入りこんでいる。まるで催眠術か、誰かが乗り移ったような陶酔しきった姿は映像と記憶がピッタシとあってしまう。
もう一つは、なんといってもコージー・パウエルの伝説的なドラムソロ。
迫力のあるソロは意外とレインボーでのコンサートの目玉でもあったんですね。迫力という点ではやはり生のステージにはかなわない。ドラムセットとともに舞台にせり出してしたときの興奮はいまでも忘れられないし、フラッシュが思いっきり焚かれた瞬間、まったく目が見えなくなってしまった。
ふと気がつくと、ドラムセットが元の位置に戻ってるではないか。・・・お見事!とオー!と興奮のルツボ。
DVDではちょっとわかりづらいのが難点ではあるが、目の前でドラムを叩いている姿を見れるのは映像ならではである。
もちろん、ロニーのハードロックのために生まれてきたような声も十分に楽しめる。
今でもサウンドでも楽しめて、なおかつステージも楽しめるレインボーは最高であった。
テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
リッチー・ブラックモア率いるハードロックグループ ″レインボー″
1975年ディープ・パープルから脱退したギタリスト、リッチー・ブラックモアが結成したレインボー。初代ボーカリスト ロニー・ジェームス・ディオ、2代目グラハム・ボネット、そしてこのアルバムからジョー・リン・ターナーにチェンジしている1981年リリース。
『アイ・サレンダー』
初期の中世的詞や楽曲を取り入れ新たなハードロックを切り開いてきたレインボー。しかし、ライブ盤を含め4作目の「バビロンの城門」あたりから、だんだんとアメリカン市場を意識したハードロック嗜好へと変貌してきた。
そこへ、ボーカリストにジョー・リン・ターナーをすえることより、ハード&ポップへと形をかえているアルバムである。
全体的に聴きやすく、とげとげしい部分が少ない分ややインパクトに欠けるかも知れないが、このアルバムの大ヒットシングル「アイサレンダー」はどうしてどうしてハードでヘビーなサウンドでグイ!と押し迫る迫力のあるロックを聴かせてくれる。
得意技といってもいいのではないかと思っているギターとキーボードの音が絶妙なバランスを保ちながら各々が強調しあい、そして強烈に仕掛けるジョーのボーカルと、とてもロック精神にあふれるナンバーである。
♪アイサレンダー~♪と一緒に歌ってしまう・・・。(笑)
このアルバムの最後の曲「治療不可」かの有名なクラシックの大御所 ベートーベンの「第九」をモチーフとしたリッチーのギターソロが光るインストナンバーで、ギター弾き放題のやりたい放題、音楽は爆発だー!である。もちろん、キーボードもプログレ風にソロを聴かせるがアクセントという位置づけにも聴こえる。リッチーの独断場という意味ではファンには最高であるのではないでしょうか。
1983年リリースのレインボーの7枚目のオリジナルアルバム
「ストリート・オブ・ドリーム」(Bend Out of Shape)
ボーカルにジョー・リン・ターナーを起用してから3枚目のアルバムでレインボー独特の味わいのあるハードなロックを聴かせてくれる。昔からのレインボーファンからも強い支持を受けただけあってとてもいいおすすめのアルバムです。
1. 「ストランデッド」 これがレインボーの専売特許だ!的なナンバーで、今までの数あるアルバムの中に必ずあるハードなロックナンバー。
2. 「キャント・レット・ユー・ゴー」 レインボーとディープ・パープル時代の音のスタイルを足して2でわったようなナンバーでこうゆう曲はリッチー好みのような気がする作品。
3. 「フール・フォー・ザ・ナイト 」 ジョー・リン・ターナーのボーカルの質の高さが聴けるナンバーでなかなか張りのある声で正統派的ハードロックボーカルナンバー。
4. 「ファイアー・ダンス」 かなりスピード感のあるナンバーで『虹を翔る覇者』での「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」、『バビロンの城門』での「キル・ザ・キング」の流れをくむナンバーで特に「キル・ザ・キング」に似た曲。
5. 「エニバディ・ゼア」 インストルメンタルナンバーでリッチーの得意とする、哀愁を漂わせるバラードなギターのメロディラインで、ライブ等でのアドリブ演奏のような要素をもった作品。
6. 「デスペレート・ハート 」 ポップな曲だがジョー・リン・ターナーのシャウトするボーカルで簡単にポップ調に聴かせるものかと言ってるようなナンバー。
7. 「ストリート・オブ・ドリームス」 このアルバムからの最大のヒット曲。自然にからだがリズムを刻んでしまうとても気持ちが優しく素直になれるような心地よいナンバー。
8. 「ドリンキング・ウィズ・ザ・デヴィル」 この曲もディープ・パープル時代の名曲「ハイウェイ・スター」のリフに似た部分のあるスピード感のある曲でイアン・ギランのボーカルでも合いそうな曲。
9. 「スノーマン」 インストルメンタルナンバーで、もの悲しい曲で、シンセサイザーで雪男?じゃなくて雪の中を寂しく去っていくような場面を想像させる音作りをしており、プログレッシブロックグループ「ピンク・フロイド」が好んで演奏しそうな悲壮感ただようナンバーでどこか1970年前後のピンク・フロイドの音を連想させるというよりはそのもという感じの曲である。
10. 「メイク・ユア・ムーヴ」 ハードなレインボーらしい曲でしめくくっている。
アメリカを意識してロックポップな路線になっていたレインボーといってもそれはどこかのお偉い評論家が自分の好みかなんかでさびしいとか、本来のハードな何とか言ってるけど新たな試みと思考錯誤の繰り返しであると思う。でも、レインボーは健在であった。
このアルバムはリッチーのギターもワイルドでいきいきとした音を聴かせてくれるアルバムである。
意外とプログレっぽい9曲目のスノーマン が好きなんです。(リッチーっぽくない曲だけど・・・)
レインボー
1977年にドイツのミュンヘンで行ったライブDVDである。演奏と曲目の素晴らしさは言うまでもないが、ステージに掛かるコンピューターで点滅する美しい虹も見ものでしょう。
アルバムでいえば、1975年 のRITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW(銀嶺の覇者
私、コジは1976年12月、1978年1月と武道館でのレインボー
なんといってもリッチーのディープ・パープル
さらに、狂気か本能か。なにかにとりつかれたように弾きまくり、そしてお約束のギタークラッシュ!
実際、最前列のお客さん、頭を必死で守っていたような…感じですが実際は危ねーなーと、こっちに飛んでこないかなと両方でした。
絶大な声量と、安定した声、そして吼えるロニー・ジェイムズ・ディオ
ぞくにいう天才ドラマーであるドラマー、コージー・パウエル
このコージー・パウエル
また、実際に聴いたときはクラシックとドラムがこんなに合うなんて信じられなかったですね。
キーボードはトニー・カレイからデビッド・ストーンにメンバーチェンジされていますが基本的にはほぼ変わらないスタンスですが、レインボーサウンドには欠かせない音源である。
最強のハードロックグループ「レインボー
リッチーの生み出した代表曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のわかりやすい反復演奏や
「ハイウェイスター」の速弾きソロは、エレキギターの初心者が必ず練習するほど有名。
(実際にライブの音をだすのはアドリブ性が強い為、むずかしいと友人が言っていました)
本名リチャード・ハロルド・ブラックモア。
根底にはクラッシックの味わいを微妙にもっており、クラシック曲も大胆に取り入れる趣向もある。
独自のギタープレイを追求するスタイル故に、逆に世界中のギターっ子の強烈なあこがれれの的となったわけで良い意味で曲調の分かりやすさが受け入れられているのではないでしょうか。
キーボーディスト、ジョン・ロードと出会い「ディープパープル
そして自らのバンド「レインボー
しかし、激しいステージ・アクションはいまでもファンにはたまらない。クラシック曲をギターフレーズに取り入れたり、ステージの最後のギター破壊、観客への絶大なアピールなど独創的スタイルを確立した張本人であり、特にレインボー時代のサウンドスタイル、パフォーマンスは目をみはるものがあり、ステージでのギター破壊、アドリブ的ギターテクニックと今でも忘れられない来日コンサートを目のあたりにしている自分は幸せものかも知れません。

バンド名をリッチー・ブラックモアズ・レインボーに再度もどしているが、レインボーとしての最後のアルバム「孤高のストレンジャー
前作のストリート・オブ・ドリームスから約10年、メンバーを一新してのアルバムでリッチーの衰えを知らないハードかつメロディアスなサウンド美学はリッチーならではのもの。
メンバーを一新してのこのアルバムはいままでのアルバムに劣るところなく本格的ハードロック(レインボー流)を聴かせてくれます。
一曲目の「ウルフ・トゥ・ザ・ムーン」からリッチーのギターがさえ、これがレインボーの曲だ!といわせるナンバー。
2.「コールド・ハーテッド・ウーマン」
4.「スタンド・アンド・ファイト」
8.「サイレンス」は重圧なサウンドでズンズンと押してくるロックナンバー。
3.ハンティング・ヒューマンズ(インセイシャブル)は新ボーカリストのドゥギー・ホワイトの声がひかるプログレっぽい曲。
5.「エーリエル」は後のブラックモアズ・ナイトに通じるような中世風サウンドをとりいれたナンバーだがリッチーの美しいギターが情緒を誘う曲。
6.「トゥー・レイト・フォー・ティアーズ」はリッチーのギターフレーズがさえるロックン・ロールナンバー。
7.「ブラック・マスカレード」、ハードでスピーディーな曲はディープ・パープル時代からの得意技的ナンバーでとてもノリがよく、このアルバムを代表するような曲。
9.「ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング」シンプルなハードロックナンバーでややルネッサンス風のスパイスがきいたナンバー。
10.「スティル・アイム・サッド」はレインボーのファーストアルバムの「銀嶺の覇者」からのリメーク曲だが、ロニーのボーカルのほうがやや迫力がある感じはするがハードなメロディはそんなことはお構いなしのスピーデーなナンバー。
11.「エモーショナル・クライム」ボーカルのドゥギー・ホワイトがシャウトしリッチーのギターが唸るロックン・ロールナンバー。
やはり、『レインボー
