小柄でキュートだが誰よりもロックンロールしていたスージー・クアトロ。
ドラムのソロから始まり、自慢ベースギターを前面に押し出し、攻撃的で刺激的なボーカルでいっきに女性ロックシンガーの存在をアピールした曲「キャン・ザ・キャン」
今も聴くとチャラチャラした感はなく、しっかりとロックしているところに職人技(ちょっと不似合いだけど・・・)という言葉が出てきますね。
レザーのジャンプスーツを身につけ(ウ~ンなかなかセクシーだった)ワイルドさを前面に、またサディステック・ロックの女王“陶酔のアイドル”のキャッチコピーがいまでも新鮮によみがえりま・・・。
その中で、ブルース・スプリングスティーンの名曲「ボーン・トゥ・ラン」(明日なき暴走)をカバーした曲がある。
ブルースならではの迫力のあるボーカルと勢いのあるリズム。そしてどこまでも走って行きそうな重量感のある演奏をスージーが歌いきっている。
ピアノのソロからはじまるスージークアトロ流「ボーン・トゥ・ラン」
正直、ちょっと迫力に欠けるナンバーとなっているのが残念。もっとワイルドな歌い方をしてほしかったというのが本音ではあるが、クアトロの声を生かしたロックンロールにしあがっていて、それはそれで、十分に楽しめる曲になっている。
やっぱりスージーにはロックビートの、シンプルで♪ドット、ドット、ドット~というドスのきいたリズムとベース音、そして野性的なボーカルをわんさか前面に押し出したロックンローロールが似合うのだ。
テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
1973年リリース、スージークアトロのファースト・アルバム「サディスティック・ロックの女王
ベース&ヴォーカル、レザー・スーツに「キャン・ザ・キャン」といえばスージークアトロ嬢。
黒革のツナギにベースを弾き、しゃがれた声で叫ぶように歌う姿がドキドキものだった。
あのピチピチつなぎは高校生の頃に自分は今で言う「どこ見てんのよ!」の世界でしたが、それに輪をかけるがごとく当時の記事で
「なぜベースを選んだのですかって?そりゃ、股間にひびくからよ」
ショック!、ショック!、ショックの連続でした。それに意外と小柄な身だったことも・・・。
もちろん「キャン・ザ・キャン」「48クラッシュ」にもノックアウトでした。。このヒットで大ブレークしたわけで、アルバムもロックン・ロール、ブギを基本としたシンプルなノリがよい軽快な音楽が中心だ。
ビートルズの「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」のカヴァー曲もスージー・クアトロらしいアレンジでハードなロックン・ロールにしてしまっているところがまたいい。
シンプルなロックンロール、個性的なルックス、グラム的なしゃがれた声、スージー・クアトロ
きっと自分以外にもロックの世界へ足を踏み込んだ人たちも多かったんじゃないでしょうか。

1.48クラッシュ
2.グリセリン・クイーン
3.シャイン・マイ・マシーン
4.オフィシャル・サバービアン・スーパーマン
5.アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
6.プリミティヴ・ラヴ
7.キャン・ザ・キャン
8.オール・シュック・アップ
9.スティックス・アンド・ストーンズ
10.スキン・タイト・スキン
11.ゲット・バック・ママ
12.ロッキン・ムーンビーム
13.シェイキン・オール・オーヴァー
スージークアトロの登場です。
黒皮のツナギにベースギターをひっさげて、独特なパワーあふれるボイスでイギリス、日本で大ブレーク 特に日本では女性ロックボーカリストのはしりになる存在だったと思う。
数々のヒット曲があるがその中でも、『ワイルド・ワン』が好きだった。
そのほかにも、『キャン・ザ・キャン』、『48クラッシュ』、『悪魔とドライヴ』どれをとっても、からだが自然に動いてしまう曲ばかりです。
1.キャン・ザ・キャン 2.48クラッシュ 3.デイトナ・デモン 4.悪魔とドライヴ
5.トゥ・ビッグ 6.フィーバー 7.ワイルド・ワン 8.ママのファンキー・ロックン・ロール
9.オール・シュック・アップ 10.メイク・ミー・スマイル 11.恋はドッキリ 12.ボーン・トゥ・ラン
13.涙のヤング・ラヴ 14.レースに賭けよう 15.キープ・ア・ノッキン 16.ムーヴ・イット
17.ロキシー・ローラー(サケ・ロック) 18.愛のゲーム 19.ママズ・ボーイ 20.ネヴァー・ラヴ
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