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70s~80sの洋楽 おすすめCDレビュー
「名曲、迷曲、あぁ!この曲」70s80sのロック・ポップ系洋楽ヒット曲とアルバムの小コメント。このころの洋楽が青春だった。 今も衰えを知らない洋楽たち。まだ若いと思っているマイウェイ・コジの洋楽雑記帳。
ジェネシス~『侵入』
ジェネシスサウンドの原石的サウンド。

1970年リリース、ジェネシスの2枚目のアルバム『侵入』

イギリスはサーレイで同じパブリック・スクールに通っていたピーター・ガブリエル、トニー・バンクス、アンソニー・フィリップス、マイク・ラザフォードに、ジョン・シルヴァーを加えた5人で制作されたファースト『創世記』ではアコーステック・ポップなサウンドであまり評価のなかっただけに、2作目では、ドラマーにジョン・メヒューをむかえ、心機一転、静寂の中にもドラマチックな世界を作り上げた初期の傑作。

むしろ、このアルバムがジェネシスの一番プログレッシブロックサウンドらしいといってしまうとちょっと危険かも知れないが・・・。

ピーター・ガブリエルを前面に押し出してこれからのジェネシスサウンドの原動力になったいわば、荒削りなジェネシス・・・いや、まだ、あまりトゲのない丸いジェネシスとでも言えばいいのかわからないが、しかし、しっかりとサウンドの方向性を見出している作品でもある。

Trespass

Trespass
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Genesis
Virgin (1993-03-02)
売り上げランキング: 75251
おすすめ度の平均: 4.0
5 これ、いい!
3 うむ、なるほど
4 英国の香り
4 これはリマスター盤ではない
3 カリスマ・レーベル移籍第1弾だがまだ過渡期
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ジェネシス~ウィ・キャント・ダンス
ジェネシスのドラム兼ボーカリストのフィル・コリンズ在籍最後のオリジナル作品となったアルバム

「ウィ・キャント・ダンス」

前作の「インシブル・タッチ」から5年。
正直、忘れかけていたころの作品だが、シングル曲「 I Can't Dance 」「 No Son of Mine 」「Jesus He Knows Me 」など、どの曲も毛並みの違うサウンドで何か音楽の方向性を思考錯誤しているようにも思えるが随所のジェネシスらしいポップセンスとプログレっぽいサウンドが程よくブレンドされた感じのアルバムである。

特に「Jesus He Knows Me 」のようなハードなナンバーもいいが、7曲目の「 Tell Me Why 」なんかはロックポップなサウンドに仕上げられていてとても心地よく利ける。

やっぱりなんといっても最後の曲、「Fading Lights 」は少し長い曲だが雄大で美しく癒されるような感じのサウンドはフィル・コリンズジェネシス的プログレッシブロック(?)という到達点でしょうか。
ジェネシス[1969~  ]



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ジェネシス~「フォックストロット」

1972年リリース、ジェネシスの4枚目のアルバム

「フォックストロット」

ギターのスティーヴ・ハケット、ドラムス(ボーカル)のフィル・コリンズ が参加してからの2枚目のアルバム。
前作の「怪奇骨董音楽箱」からの幻想的な詩と音楽性はそのままに、よりジェネシスサウンドの独自性を高めた作品であると思う。キング・クリムゾンから譲りうけた当時の最先端電子楽器メロトロン(音声再生楽器)を
多用しクラシックにも似た重々しくおごそかな響きが心地よい作品である。

そのおごそかなメロトロンの響きから始まる「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」は最初はその雰囲気のサウンドでいくのかと思いきや、わりとスピーデーなプログレサウンドでぐっと引き込まれてしまう作品。

そしてこういった感じの曲がジェネシスといった感じの「タイム・テーブル」。おとなしい作品だが独自のメロディが印象的なナンバーである。

「ホライズンズ」はのスティーヴ・ハケットの生ギターを堪能できる美しい曲とメロディがとてもいいナンバー。続けて「「サパーズレディ」は22分以上にも及ぶ大作であり、いくつかのパートに分かれているのですが続けて聴くのがちょっとたいへんな作品であると同時にこういったジェネシスサウンドを堪能するのにはいい作品で、飽きさせることなくわりとぐいぐいと引っ張っていくサウンドは聴き応え十分である。

プログレッシブ・ロックのなかでもそんなに重っくるしいサウンドは少なくジャケットからも見られるようにおとぎ話的なロマンチックな作品ではないでしょうか。







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ジェネシス~静寂の嵐
静寂の嵐 (Wind & Wuthering )

Wind & Wuthering

1976年リリース、ジェネシスの「静寂の嵐」

心地よいプログレッシブなサウンドが特徴のこのアルバムで、ドラマー兼ボーカル、フィル・コリンズの声がなんともいい感じである。
当時、ドラムやりながらボーカルってできるんだなんて無知な自分はそう思ったものです。

■ジャケット
なんといってもこのアルバムのジャケットがいい。
哀愁をそそるようなちょっと幻想的な絵画を見ているような雰囲気になる。Wind & Wuthering 直訳だと風の音がビュービューと聞こえるって感じだと思うんですが、LP版のジャケットの木の葉っぱがぎっしりとついているのに裏面では、葉っぱは全然ないまさしく、風で飛ばされた雰囲気を表現しているのでしょうか。

■ドラマチックでポップ
1.「Eleventh Earl Of Mar」
4.「Wot Gorilla?」
5.「All In A Mouse's Night」
ドラマチックでノリのいい曲もあるが、ただノリがいいだけではなくシンセサイザー、ギター、を駆使してそこにフィルのボーカルを織り交ぜながら、独特のプログレッシブサウンドを演奏している。

■静寂
3.「Your Own Special Way」
6.「Blood On The Rooftops」
しずかで落ち着いた雰囲気の曲でアルバムの静寂な部分を代表しているようなサウンド。

■プログレッシブ
本格的プログレッシブな曲でピンクフロイドを彷彿させるような
7.'Unquiet Slumbers For The Sleepers...8....In That Quiet Earth'
自分たちの音楽の原点は「プログレッシブサウンドにあるんだよ」といっているような作品でとてもいい曲です。

■足固め
後々、フィル・コリンズはソロでも成功をおさめるのですが、9.Afterglowはその足固めみたいな感じの曲でボーカルが見事とという作品。

フィルのボーカルとトニーバンクスのシンセサイザーがひかる心地よいプログレッシブサウンドを聴かせてくれるジェネシス静寂の嵐』 (Wind & Wuthering )きれいかつ、ドラマチックなサウンドは肩を張らずに聴けるおすすめの一枚です。


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