スティーヴィー・ニックス、リンジー・バッキンガム参加による最強のラインナップによる1975年のアルバム『ファンタステック・マック』。そして、1977年リリース、なんと32週も全米№1に輝いた『噂』。
その中で1971年から参加しているクリスティン・マクヴィーの存在がこのフリートウッド・マックの方向性、ファンタステックなイメージへと導いていたことは間違いない。
1982年の活動休止後の1984年リリースのソロアルバム『恋のハート・ビート』
グループの中でも輝いていたポイッシュさとエレガントさえお融合させた独自なポップセンスとロックビートを遺憾なく発揮させたアルバム。
メンバーのミックとリンジー、エリック・クラプトンもバックアップ。
「エニーバディ」ではスティーブ・ウインウッドが参加。スティーブのメロディラインとの調和が楽しめる。
フリートウッド・マックの延長上に多彩なポップリズムを聴かせてくれる一枚でもある。

Christine McVie
Wea (1997-11-25)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
フリートウッド・マックの存在に大きく貢献してきたスティービー・ニックス。
ちょっと強気の感じするボーカルと野生美あるれるスタイルとトーンは彼女の魅力そのものである。
1983年リリース、ソロアルバム『ワイルド・ハート』でもその魅力が発揮させているアルバムでもある。
ポップであるがどことなくロックしてるという感じのアルバムタイトル曲「ワイルド・ハート」、ハードではないが、ズシッとくるサウンドとボーカルがニックス最大の魅力を引き出した「スタンド・アップ」などあくまでもロックミュージシャンであることを強調したアルバムである。

The Wild Heart
Modern (2004-02-23)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
1987年リリース、『タンゴ・イン・ザ・ナイト』
もう解散したと“噂”(往年の名アルバムタイトル・・・じゃなくて)されていたが、前作の『ミラージュ』以来、5年ぶりのアルバムではあるがポップにファンタスティックに、そしてロマンチックにマックの健在ぶりを発揮した作品である。
「セヴン・ワンダース」、「ビッグ・ラブ」などがヒットしていますが、美しくハイセンスなマック本来の、いや、マックの昔ながらイメージサウンドが楽しめる「エブリフォアー」やちょっと異色の感じのメロディだがポップに澄みきった歌声とサウンドの「リトル・ライズ」は私のおきにいりである。
全体的に1977年にリリースされ大ヒットアルバムとなった『噂』の延長線上にある作品だと思うし、メンバーの息もぴったし、とても楽しめるアルバムである。

Tango in the Night
Reprise (1994-09-22)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
スティービー・ニックス、リンジー・バッキンガムが参加し最強のメンバーとなりリリースされた、1977年『ファンタスティック マック』、何と32週も全米ナンバー1に輝いたシングルヒット曲満載の1977年リリ-スの『噂』そして、1979年リリースの当時、LP盤での2枚組の大作、メンバーの個性を重視したアルバム『牙(タスク)』どれもフリートウッド・マックのファンタステックで心地よいリズムとボーカルの数々・・・。
その集大成ともいえるのが1980年リリースの『フリートウッド・マック・ライヴ』
‘79から‘80年に世界的に行われたライヴツアー“タスクツアー”の模様を収めたアルバムである。
さまざまなコンサートの中からピックアップされたナンバーで構成されているが、曲の質の高さはかなりいいもので、ベストセレクション的意味合いのあるアルバムです。

Fleetwood Mac Live
Reprise (1988-08-02)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
1977年リリース、フリートウッド・マックの32週も全米№1の輝いた
「噂」 (Rumours)
ポップ・ロックで軽快なナンバーのシングル「オウン・ウェイ」がヒットしており また、シャキシャキっと歯切れのよい曲「ドリームス」、ファンキーっぽいポップなナンバー「ユー・メイク・ラヴィング・ファン」などもシングルヒットしており、とても出来のいいアルバムである。
「ソングバード」はキーボード&ヴォーカル クリスティン・マクヴィーでピアノとボーカルメインでしっとりと聞かせてくれたりと飽きのこないアルバムである。
もっとも よく言えばバラエティにとんだ作品、ややもするとどっちつかずの中途半端な全体に丸みをおびたアルバムにも思えるが、ロックしているところはしっかりしているし、動と静をうまく押さえている優等生的サウンドで、今聴いても全く古臭ささを感じない作品である。
75年にリリースされた「ファンタスティック・マック」の延長線上にあり、このアルバムが1年以上かかって認められたことを考えると「噂」が大ヒットしたのはこの2枚の相乗効果があったからではないでしょうか。
1975年リリース、フリートウッド・マック
「ファンタスティック・マック
フリートウッド・マックは1967年頃にイギリスで結成された当初、ブルース・バンドであるが、何回かのメンバーチェンジ後、このアルバム「ファンタスティック・マック
女性ボーカリストのスティーヴィー、クリスティー、ギター兼ボーカルのリンジー、3人のボーカルは、見事に絡み合い、独特のハーモニーを生み出しており、クリスティーン・マグビーの甘美なボーカルが心地よい「オーヴァー・マイ・ヘッド」、「セイ・ユー・ラブ・ミー」、
スティーヴィー・ニックスの「リアノン」など次々とシングルがヒットしている。
「マンデイ・モーニング」はも歯切れのよい、ノリのいいアメリカンポップロックな曲。
「ウォーム・ウェイズ」「クリスタル」はオシャレでゆったりテンポのきれいな曲でなごみ系のサウンドは心やすらぐ感じ。
「ブルー・レター」はうって変わってスピード感のあるサウンドで、イーグルスの「テーク・イッツ・イージー」を連想させるナンバーで、このころのイーグルスと人気を二分にしてきた時期でもある。「ワールド・ターニング」「シュガー・ダディ」もイーグルスを意識したのかそれともがフリートウッド・マックが意識したのかわからないが、似たようなサウンドを展開している。
「ランドスライド」はフォーク・ロック系のサウンドでスティーヴィー・ニックスのボーカルでしっとりとした曲を聞かせてくれます。
「アイム・ソー・アフレイド」はリンジー・バッキンガムが活躍、ギターもいい音を出しているシングルにしてもいいくらいのメロディアスな一曲でもある。
何故かそんなに売れたアルバムとの認識が無いアルバムだが、メロディーの美しさときれいなハーモニー、そしてアメリカン・ポップロックなサウンドは、フリートウッド・マックを押しも押されぬ存在までにしたのである。そして、次作の驚異的なアルバム『噂