1975年リリース、フリートウッド・マック
「ファンタスティック・マック
フリートウッド・マックは1967年頃にイギリスで結成された当初、ブルース・バンドであるが、何回かのメンバーチェンジ後、このアルバム「ファンタスティック・マック
女性ボーカリストのスティーヴィー、クリスティー、ギター兼ボーカルのリンジー、3人のボーカルは、見事に絡み合い、独特のハーモニーを生み出しており、クリスティーン・マグビーの甘美なボーカルが心地よい「オーヴァー・マイ・ヘッド」、「セイ・ユー・ラブ・ミー」、
スティーヴィー・ニックスの「リアノン」など次々とシングルがヒットしている。
「マンデイ・モーニング」はも歯切れのよい、ノリのいいアメリカンポップロックな曲。
「ウォーム・ウェイズ」「クリスタル」はオシャレでゆったりテンポのきれいな曲でなごみ系のサウンドは心やすらぐ感じ。
「ブルー・レター」はうって変わってスピード感のあるサウンドで、イーグルスの「テーク・イッツ・イージー」を連想させるナンバーで、このころのイーグルスと人気を二分にしてきた時期でもある。「ワールド・ターニング」「シュガー・ダディ」もイーグルスを意識したのかそれともがフリートウッド・マックが意識したのかわからないが、似たようなサウンドを展開している。
「ランドスライド」はフォーク・ロック系のサウンドでスティーヴィー・ニックスのボーカルでしっとりとした曲を聞かせてくれます。
「アイム・ソー・アフレイド」はリンジー・バッキンガムが活躍、ギターもいい音を出しているシングルにしてもいいくらいのメロディアスな一曲でもある。
何故かそんなに売れたアルバムとの認識が無いアルバムだが、メロディーの美しさときれいなハーモニー、そしてアメリカン・ポップロックなサウンドは、フリートウッド・マックを押しも押されぬ存在までにしたのである。そして、次作の驚異的なアルバム『噂
スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムの参加でアルバムが大躍進したフリートウッド・マックで、スティーヴィーのキャラクターが前作までなかった音楽性が大きく貢献して大ヒットになったのでしょう。
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