1978年リリース、ダイアー・ストレイツのデビュー作
「Dire Straits」
ショッキング・ブルーとボブ・ディランのサウンドをたしたような曲「悲しきサルタン」(Sultans of Swing)がヒット、突如として脚光をあびたグループである。
マーク・ノップラー(ボーカル)のボブ・ディランにも似たボーカルと乾いたギターを中心としたシンプルなサウンドでアメリカ的なところが妙に魅力のある、イギリスのバンドである。
邦題は「悲しきサルタン」だが、悲しいサウンドでもないし、むしろさわやかな感じのノリのいい曲だが「悲しい」がついたほうが人の哀愁をさそう?・・・そうだからかな。
架空のジャズバンド「サルタン・オブ・スイング」(Sultans of Swing)のことを歌っており、自分たちのグループのこととダブらせている曲らしいです。
サルタンとはイスラム教国の最高支配者という意味があるみたいですが曲にはあまり関係はないようです。どういった経緯の題名なのか分かりませんが意外にイギリスあたりにはイスラム教徒の方が多いのでしょうか。
シンプルでストレートなサウンドが人の心をひきつけるダイアー・ストレイツ。
ガンガンくる重厚な音が好きな人は肩透かしをくらってしまう、自分もそうであったが聴き込んでしまうと癖になってしまう不思議な魅力がある。
イギリス的な知性に富んだ感覚がいいのかもしれません。
昨夜、アナログ盤からファイルを起こしてiPodに放り込む作業をしておりましたが、その中の一曲がDire Straits/Sultans Of Swingでした。
この曲は、大学に入ってすぐ、音楽好きの先輩に「音楽を教えて下さい」とお願いした時にカセットに入れてくれた一曲で、その時の感想は「この人、(歌が)上手いんだか、下手なんだかワカリマセンね」なんて、とても失礼な事を言ってしまったのを思い出しました。でも、ギターの音色の美しさはずっと心に残っていて、結局今ではお気に入りの一曲です。
最近、マーク・ノップラーも「スティーリー・ダン」繋がりだったことを知って驚きました。(本人は「良い思い出ではなかった」そうですが・・・)
音楽センスのわかるいい先輩です。
「上手いんだか、下手なんだか」ってわかるような気がします。こういった歌い方は最初違和感を覚えるのかも知れません。でも聴いてると不思議となじんでくるんですね。
「スティーリー・ダン」繋がりはよくわかりませんがスティーリー・ダンのアルバムにゲストで参加していますね。
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