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70s~80sの洋楽 おすすめCDレビュー
「名曲、迷曲、あぁ!この曲」70s80sのロック・ポップ系洋楽ヒット曲とアルバムの小コメント。このころの洋楽が青春だった。 今も衰えを知らない洋楽たち。まだ若いと思っているマイウェイ・コジの洋楽雑記帳。
デヴィッド・ギルモア~オン・アン・アイランド②
“ただ、4人の人間がたまたま一緒にバンドをやっていたということ・・・”
On an Island

この新作、「オン・アン・アイランド」を出すにあたりインタビューでピンクフロイドと自分との存在について「ロジャーを含むピンクフロイドのラインナップというものが多くの人達にとって神話となっているのは理解できるが、ただ4人の人間がたまたま一緒にバンドをやっていたというだけで、私にはそれほど重要なことではないんだ」。

ピンクフロイドという名の下に演奏してきたギルモア。たぶん自分の音楽人生のほんの一部分であってすべてではないと言い切っているのでしょう。それはこのアルバムにもいえることで、もちろんソロアルバムということを考えると4曲目の「テイク・ア・ブレス」のようにピンクフロイドそのもので幻想的かつ混沌としたサウンドを聞かせてくれるものもあれば、6曲目の「ディス・ヘブン」のようにブルース音楽を基本としたギルモアらしいアレンジの曲も聴かせてくれる。

5曲目の「レッド・スカイ・アット・ナイト」はギルモア自身によるサックスホーンがメインの曲で情緒豊かなまるで霧の中をさまよっているような不思議な気持ちにさせるもの悲しい曲であるが題名から察すると太陽が沈む瞬間をギルモアの世界で演奏されたセンスのいい作品であり、7曲目の「ゼン・アイ・クローズ・マイ・アイズ」は何か思い出に慕っているようなおだやかな曲でゆっくりと時の流れをすごしている雰囲気でリラックスのできる曲である。

手元にあるこのアルバムは「輸入パッケージ 生産限定品」であり、絵本のようになっているブックレットは、今はやりの紙ジャケットであり、温かみがあり、とても身近に感じられます。曲とリンクしておりそのイメージが感じられるようになっている。

ときにはピンクフロイド、ときにはブルース、そした情緒たっぷりなスローなメロディとプログレッシブなサウンドを匂わせながらも奏でられるサウンドはデヴィッド・ギルモアの長年の音楽生活の集大成的なアルバムではないでしょうか。


テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

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