ボストンの4枚目のアルバム『ウォーク・オン』
時を越えたボストンのこのアルバムはアメリカンバンドらしくワイルドで、それでいて繊細なプログレ感覚をもち合わせたボストンサウンドが気持ちいい。

出口のない洞窟を探検でもしているよなスリルにとんだギターソロだけのナンバーに引き続き、ウォーク・オンというより駆け足で通りぬけようとしている様子を描いたようなハードなロック・ナンバー~続いて同じ曲に載せたキーボード、ギターがメインのインストナンバー~そして危機感を漂わせながらも進行していくこのナンバーはこのアルバムのメインではないかと思うが、音の広がりとプログレッシブ、ハードロックサウンドをミックスしたとても聴き応えのある作品である。
8.「ホワッツ・ユア・ネーム」 いと息ついて、ちょっとおとなしいナンバーかと思いきや後半はしっかりと宇宙空間的ポップロックが印象的な曲。
9.「マグダリン」でだしのギターの響きが妙に心に響く、起承転結を絵に描いたようなナンバーで静と動がはっきりと分かれてそれが曲のメインとなっている不思議な作品。
アルバム最後の曲「ウィ・キャン・メイク・イット 」
静かなプログレポップなメロディを奏でるナンバーだが、盛り上がりがやはりおなじみのボストン節でしめくくっている。
ボストンのサウンドは耳ざわりのいいメロディと、軽くきれいなコーラスワーク、強く、優しくを繰り返すギター、全体を包み込むキーボード、乾いた音のドラミングとメリハリをはっきりと打ち出した計算されたといってしまうと夢がなくなってしまうが、人のこころをしっかりとつかんでしまう独特のボストンサウンドはいつ聴いてもまったく古い作品だなんて思われない魅力のあるアメリカン・ロック・バンドである。
ボストンは、中古LP100円くらいでよく見かけるのでそのうち買い占めたいと思っています。
ボストンは、アメリカのELO、トムはジェフみたいです。
安い!。特にLP盤は安いですね。
昔は2000~3000円ぐらいで買うのに勇気がいったものなのにネ。
ELOとわりとサウンドスタイルに共通点があるような気がしますね。
プログレ要素のポップロックという感じですかね。
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