1972年リリース、デヴィット・ボウイの『ジギー・スターダスト』。デヴィット・ボウイの初期の傑作アルバムと称されているだけあって内容も聴けば聴くほどボウイのサウンドにひきこまれてしまう作品である。
1.「5年間」 シンプルなフォークソングのイメージを持ちながらも何気なくロックを意識したようなナンバーで曲名でもあるように5年間の思いをつづったようなボーカルがジーンとくる曲である。
グラムロックのニオイをサーとふりかけたようなロックナンバーを聞かせてくれる3.「月世界の白昼夢」。ボウイのボーカルも乗ってる雰囲気が見えるような作品。
そしてシングルとして大ヒットした「スターマン」ポップなフォークロックといった感じの意外とシンプルな曲だが心地よいリズムもいいが、ボウイの独特なボーカル感覚がこの曲をヒットさせた
といってもいいナンバーだ。
アルバムタイトルでもある「ジギー・スターダスト」ロックスターでもあるボウイを再認識させられる「レッド・ツェッペリン」ばりのロックナンバーが聴ける。ギターのリフも心地よくボウイのボーカルともマッチングもバッチリときまっている作品である。
アルバム最後の曲「ロックン・ロールの自殺者」 グラムフォークロックと言ってもいいような独特の雰囲気のある曲。静かにそして激しく訴えかけるボーカルがボウイらしいナンバーである。
大胆な楽器構成ではなく、シンプルな楽曲で最大限にデヴィット・ボウイの魅了を発揮したアルバムだと思う。
映画“地球に落ちてきた男”の感覚で未知なる魅力を存分に味わえるアルバムではないだろうか。
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