その軌道を再認識する上での貴重なDVDが出た。
何十年もたってもやはりハードロック界の王者、いや王者という言葉では失礼か。なぜならこのパープルは出現しなかったら、ハードロックという分野がかなり遅れたかもしれないし、もしかしたら存在しなかったかも知れない。
特に、ジョンとリッチーのキーボードとギターの掛け合い演奏は他のグループには聴かれない独特の形を確立しているし、スピーディーで重圧なリズム、リフにボーカルと第二期では絶対的な地位を築いている。
何より、もしかしたら、洋楽そのものを好きになっていなかったかも知れない。
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ディープ・パープル:ヒストリー,ヒッツ & ハイライツ’68-’76 ディープ・パープル・アーカイブ・コレクション [DVD]
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
エネルギッシュなロックンロールとR・E・O風ロックポップとの融合とアメリカンロックの新しい形を築いたR・E・Oスピードワゴン。
1984年リリースのアルバム『ホイール・アー・ターニング』
初めて自分たちだけでプロデュース。1980年、1982年とヒットアルバムを出した彼らの新たなる挑戦をした作品である。
とはいうものの、しっかりとR・E・Oサウンドを残しながらも、新たにメンバーの作品を取り入れたり、サザンロック的な香りを加えたりと意欲満々のアルバムとなっている。
1曲目の「愛は気ままに」はアメリカンロックティストあふれるナンバーだし、3曲目の「スルー・ザ・ウィンド」ではこれまでにないモダンなナンバーに仕上がっている。
なんといってこのアルバムでのヒットナンバー「涙のフィーリング」はやさしく力強いピアノから始まる心にくい展開を聴かせてくれるバラードナンバー。
ボーカル、演奏、コーラスともに非常に息の合った演奏がいつまでも心に響く曲である。

ホイールズ・アー・ターニン(紙ジャケット仕様)
SMJ (2009-07-22)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
しかし、かならずしも世界中の人たちが彼の音楽に魅了されていたわけでもないと思う。
確かに「スリラー」などおしも押されぬ大ヒットだし、ダンス、プロモーションビデオの成功とすばらしい。
自分もよく聴いたし好きである。が、マイケルにそんなにのめりこむほどではなかった。本質的にハードロック、プログレロックのほうがより好きだったし、アイドルっぽくエンターティメント性があまりにも強すぎて今ひとつのりきれなかったかな。
でもこの「ウイ・ア・ザ・ワールド」を聴いてからはマイケルのイメージが変わった。ただのアイドルでちやほやされているんだろうなと思ってたけど、このアフリカ飢餓救済チャリティ(USA for Africa)の設立の中心になっていることに非常に好感をもったものだ。
もちろんLP盤を即購入、「ウイ・ア・ザ・ワールド」を聴いて感動したのがつい最近のように・・・涙。
マイケルのみならず、スティーブ・ペリー、ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、シンディ・ローパーなどなど、これでもかと言わんばかりで買わずにいられる訳がない。
チャリティで買ったというカッコいいことはとてもじゃいえないが、少しは役にたったんだろうと思う。
マイケル・ジャクソン
いまだ世界中のスーパースターである。
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女性ロックボーカリストのきっかけをつくったといえるパット・ベネター
1979年のデビューからおおいに注目され、ジョン・クーガー、ニック・ギルダーなど数多くの曲をカヴァーしているファーストアルバム『真夜中の恋人たち』は全米20に入る成功を収めた。
そして1980年リリースのセカンドアルバム『危険な恋人』
彼女の良き相棒であるニール・ジェラルドを中心とするバックバンドとの絆をより高め、パワーアップしたアルバムである。
映画「ローディー」のサントラにも使用された重圧なロックナンバー「ユー・ベター・ラン」など数曲のヒットを生んでいるがその中でも「強気で愛して」(Hit Me With Your Best Shot)は歯切れのよいハードロックナンバーで、ベネターのボーカル、スタイルが見事にマッチングしたエネルギッシュでストレートな音楽を聴かせてくれる。

Crimes of Passion
Chrysalis (2006-02-22)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
ロボットのような顔立ちのブライアン・メイ。
金髪のお釜のよなロジャー・テイラー。
お坊ちゃま顔のジョン・ディーコン。
クィーンが日本デビューしたころ、月刊ミュージック・ライフの広告の写真を見たときの印象である。
けっこう、どぎつい化粧となにか王朝貴族風というか貴婦人ルックス?って感じの今でいうと“ルネッ~サンス!”的な衣装をまとい、ハードロックの新生現るみたいなPRでとても興味をもった覚えがある。
ラジオの深夜放送で流れる、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクル、そして「ハイウェー・スター」でハードロックに目覚めさせてくれたディープ・パープル。など、誰かの歌の歌詞ではないが、♪大人の階段 の~ぼるっ・・・じゃないけど子供から一歩抜け出した記憶のある若かりしことのことを思いだす。
その広告にだまされて?買ったのがLPの『クィーンⅡ』
ホワイトサイトとブラックサイトとA面のB面の区別のない衝撃的なレコード。(実際にはホワイトサイトがA面でしょうか)
ブライアン・メイの特殊なギター音、そして、キーの高いコーラスワークが非常に印象に残った。
正直、フレディのボーカルは二の次だった。
しかし、フレディのピアノのメロディラインと声のマッチングで絶好調の最高潮!
すっかりとクイーンのファンになってしまったものだ。

At the BBC
Hollywood (1995-03-07)
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スティーヴィー・ニックス、リンジー・バッキンガム参加による最強のラインナップによる1975年のアルバム『ファンタステック・マック』。そして、1977年リリース、なんと32週も全米№1に輝いた『噂』。
その中で1971年から参加しているクリスティン・マクヴィーの存在がこのフリートウッド・マックの方向性、ファンタステックなイメージへと導いていたことは間違いない。
1982年の活動休止後の1984年リリースのソロアルバム『恋のハート・ビート』
グループの中でも輝いていたポイッシュさとエレガントさえお融合させた独自なポップセンスとロックビートを遺憾なく発揮させたアルバム。
メンバーのミックとリンジー、エリック・クラプトンもバックアップ。
「エニーバディ」ではスティーブ・ウインウッドが参加。スティーブのメロディラインとの調和が楽しめる。
フリートウッド・マックの延長上に多彩なポップリズムを聴かせてくれる一枚でもある。

Christine McVie
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽
スピード・キング、チャイルド・イン・タイム、ファイアーボール、ハイウェイ・スター、そしてスモーク・オンザ・ウォーター。
独自の演奏テクニックと感性でギターのリフを世の中に送り出してきたデープ・パープルのギタリスト。
リッチー・ブラックモア
もし、三味線に持ち替えたらいったいどんな演奏するんだろう。第一、三味線自体を知ってるだろうかと思いつつ、妄想の世界へ。
たぶん、同じ楽器なんだから、きっとそつなく、曲のリフをこなしてしまうのだろうなスモーク・オン・ザ・ウォーター、そしてハイウェイ・スターの早弾きギターソロ、そして得意のアドリブなど大きなピック(バチ)で起用にこなしてしまうリッチーの姿が目に浮かぶ。
そして圧巻はお約束のギターこわしならぬ三味線壊し・・・。
いつもの調子でアンプにぶつけたら、あっという間に粉々。床に叩きつける物がなくなって自分自身がでんぐりかえりして、スタッと立ち、右手を高々と上げポーズ「決まった」なんて・・・思わずにこっとしてしまうリッチーでした。

Nobody's Perfect
Polygram Records (1990-10-25)
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽